ポジあたま、ネガあたま
もしあなたが
なにかの問題に行き詰まったら
その問題の周りにあることを
よく見てみよう
問題だと思っていたことが
実は問題じゃなかったり
またその逆だったりということが
きっとみつかる
自分が問題だと思っていることが
あたまの先入観で作り上げられていて
ホンモノとまるっきり違うということは
よくあることだからだ
実はこの考え方は
”お絵かき”にもつかわれている
名著「脳の右側で描け」では
絵を描く時のコツとして
「描くモノのまわりを描く」
ことを教えている
描く"モノ"を描こうとすると
その"モノ"に対する先入観が邪魔をして
ありのままを描き出すのが
難しくなってしまうそうだ
例えばイスを描こうとした場合
「脚が4本あるはず」
「背もたれはじめんに対して90°のはず」
なんてことが頭によぎってしまい
本当はそうでなかったとしても
頭に思い浮かんだことが
紙に描き出されてしまうのだ
イスの周りの空間には先入観がないので
惑わされることはない
周りをがんばって描いているうちに
いつの間にか綺麗なイスの形が
浮き上がっているというわけだ
モノがあるということは
モノがそこにあるために
なにかが押しのけられているということ
モノばかり見ないで
たまにはまわりも見てみよう