ふまじめにまじめ

だれにでもうけとれる人生のごはん 毎日ひとつとどけます

おおきな仕事をするということ

この世に生まれ落ちたからには
生きた証として、何かおおきな仕事をしたい。

 

きっとだれでもそう思ったことがあるはず。

 

おおきな仕事とは、おおきな物を
ある場所から別の場所へ動かすということだ。

 

どうやったら、
あなたの動かしたい "何か" は動くのだろう?

 

おおきな物はたいてい、
まんまるのたまごみたいなものだ。
シンプルだからこそ、強くおおきくなれる。
近くでみるとなかなか
ザラザラしたりでこぼこしているかもしれないが、
遠くから見るとシンプルである。

 

そのおおきさを保つために、
たくさんの支えが働いている。
たまごもあんまりおおきくなると、
自分の力で立っていられなくなるのだ。

 

おおきなたまごを動かすには
支えを切り離すことがだいじなのだ。
支えがなくなったたまごは、
かたむき、ごろりと回転をはじめるだろう。

 

その支えは目に見えるワイヤーや柱もあるのだけれど、
どちらかというと目に見えない
電磁気や重力みたいな力のほうが大きい。

 

だから、目に見える支えだけを切り離しても
たまごはぜんぜん転がらない。

 

おおきな仕事をなしとげるには、
たまごのまわりに働いている力を
よく見なければならない。
たいていの場合、
目を凝らさなければ見えないような力が
たまごを支えているのだから。