ふまじめにまじめ

だれにでもうけとれる人生のごはん 毎日ひとつとどけます

まねっこ

モナリザ」という絵は
描き始めてから終わるまで
14年くらいかかっているそうだ

描き終わる前に
ダビンチは死んでしまったけれど

絵というものは作者の想像力をもとに
孤独に描き出されるものだと
思われているかもしれないが
実際はまったく逆なんだ

 


絵を描くということは
描く対象のものをまねるということ

モナリザという女性は
ほんとうはいないかもしれないし
背景にある風景は
ほんとうは存在しないかもしれない

ダビンチが今までにまねっこした
女性や風景の組み合わせで
モナリザという絵はできている

ダビンチの14年は
けっして孤独な14年ではなく
まねっこするいろいろな何かと
なかよく過ごした14年なんだ

ダビンチですら
14年もまねっこするんだから
わたしたちも遠慮せず
毎日まねっこしないとね